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一番大切なのに、99%の就活生が見落としていること

(ダイヤモンド・オンライン)
就活中つきまとうのが、「自信のなさ」。自分が普通の大学生に思えてしまい、なかなか過去の経験と向き合えない人が多い。そんなときはどうすれば良いだろうか? 第3回の今回は、より具体的で今すぐ始められるアドバイスが満載! これを読まずして就活はスタートはできない!

■就職活動でなくてはならないもの

「自分に自信が持てません」
「面接に行くと緊張してしまって、自信を持って自己分析の結果が話せない」
「強みが見つかっても、上には上がいるように思えてしまう」

自分をPRすることに抵抗がある大学生が非常に多い。
自己分析を進めれば進めるほど自分が平凡な人間に思えてしまい、気持ちが落ち込んでしまう人も多いと聞く。

自己分析では、生きてきた過去の経験を振り返ることがメインになる。
過去は変えられないから、それに自信が持てないようであれば落ち込む気持ちも分かる。

と、言いたいところだが、それは実は違う。
過去の経験が良かろうが悪かろうが、胸を張って話せる人をたくさん見てきた。
その人たちは自分のPRだけでなく、堂々と挫折や失敗体験を話す。
しかも、選考において非常に高い評価を得て行く。

その人たちには、一つの共通点がある。
それは「『今』の自分に自信があること」である。

実は、僕が就職活動で最も大切だと思っていることだ。
今回はこのテーマについてしっかりと考えてみよう。

■自信があるとESも面接も堂々と突破できる!

例えば、同じ人が自分の過去の挫折体験を振り返ったとしよう。
「素晴らしい学びの経験だった」とそこから学んだことを振り返られる人がいる一方で、
「思い出したくもない辛い経験」と目をそらして、そのままにしてしまう人がいる。

逆に、成功体験を振り返っても、
「努力の成果だ」と素直に成功を受け止められて、そこから強みを見つけられる人がいる一方で、
「たまたま上手くいっただけで実力ではない」と思ってしまう人もいる。

これが、自信のある人と、ない人の差だ。
今の自分に自信があれば、過去のどんな経験も前向きに自己分析することができるので、そこから学んだことや、自分の強みを人に堂々と伝えることができる。逆に自信が無い場合は、全ての事実をネガティブに捉えてしまうので、何を話すときも自信がなくなり、ビクビクしながら就職活動をしてしまう。

それでは、どのように自分に自信をつければ良いのか。
早速見てみよう。

■D君から学ぶ、すぐにできる自信のつけ方

我究館生のD君(都内私大・男子)を例に出そう。
彼は学部時代の就職活動に失敗をして、逃げるように大学院に進学した。
学部時代は、麻雀と大学の学食で友達とダラダラすることしかしていなかった。そんな自分に自信が持てなかったので、就職活動でも今ひとつ自分らしさを出せないまま無惨な結果に終わってしまった。

その後、院進学を機に我究館に入ってきた。「自分は変わる」と決めて、次々と自分の殻を破って行った。逃げ続けてきた英語の勉強に取り組み、挑戦してみたかった海外旅行に出かけた。仲間をまとめてフットサルイベントを開催することにも成功したし、学部時代の自分がダメだった理由も、徹底して自己分析した。
外見が青白かったこともあり、サーフィンを始めて小麦色の肌を手に入れ、心身ともに肉食系男子に変わって行った。

入館当初の「何だか頼りないな」という印象は一変して「一緒に働きたいな」と思わせてくれる男へと成長した。
最終的に、受けた選考全てに一度も落ちることなく、D君は第一志望にトップ内定をしていった。

今、「自分には無理だ…」と思わなかっただろうか?

しかし、D君がしてきた努力は特別に凄いことだろうか。僕はまったくそう思わない。
勉強も、旅行も、イベントも、サーフィンも、特別凄いことをしたわけではない。
旅行も1週間程度だし、イベントと言っても参加者20人程度だ。
勉強もサーフィンも、誰だって今日から始められる。

「時間がない」「今からでは手遅れ」と思う人が圧倒的に多い。
だからこそ、その他大勢から抜け出すチャンスだ。

それでは、D君がしたことを2点にまとめてみよう。
今の自分に自信が無い人ほど実践してみよう。

■この2つを制覇すれば自信を持って就活に臨める!

(1)自分の足りないものと向き合う
どんなことでも良い、自分に足りないものと向き合ってみよう。D君のように、逃げてきたこと、新しい挑戦、自己分析などを頑張るのもよいだろう。取り組みの例としては、
・リーダーシップ経験
TOEICのスコアメイク
・目的のある海外旅行
・ボランティア
・全力で何かに取り組んだ経験
・チームで一つのことを成し遂げる経験
・アルバイトで新たな取り組みをする(業務改善や自分で決めた目標の達成など)
・目的のあるインターンシップ(ただ参加するだけでなく)
などだ。一つで良い、今日からアクションを起こしてみよう。

また、自己分析の際に、自分を客観視するのが難しければ、友人や親、知り合いの社会人からもアドバイスをもらいながら自分と向き合ってみよう。
※自己分析に関しては、ぜひ一度、『絶対内定2014』のワークシートに取り組んでみて欲しい。

(2]自分の外見の弱点を知る
どんなに話す内容が素晴らしくても、それを話している本人に魅力がなければ伝わるものも伝わらなくなってしまうのが現実だ。内面から湧き出る魅力も大切だが、服装や肌の色、髪型、体型といった外見が相手に与える影響もかなり大きい。

「人は93%をその人の外見で判断している」という研究結果もある。きみたちも、外見で人を判断してしまうことが多くあるだろう。採用担当者も同じだ。僕の友人の人事担当者たちも口を揃えて、外見の印象が評価にかなり影響する、と言っている。友人や就職活動で知り合う人たちから「外見の弱点」をこっそり教えてもらうのも手だろう。

また、対策として、良いスーツや靴を買う、太った体を走って絞る、ボサボサの頭を整髪料で整えるようにする、できるビジネスパーソンに見えるシャツの着こなしを研究するなど、外見を少しでも良くする努力をしてみよう。D君がサーフィンを始めて小麦色の肌を手に入れたように、外見を変えると想像以上に周りの評価が変わることに驚くだろう。これも、今日からできて即効性がある。

■就職活動で一番大事なことは、最も輝いているきみを面接官の前に届けること

今の自分に自信を持つために、一番輝いていた頃の自分を思い出してみよう。
人生に一度は、毎日がキラキラ輝いて充実していた日々があったのではないだろうか。
部活でも受験勉強でも、趣味、遊び、恋愛、ゲーム、どんなことでも。

そのときはどんな自分だっただろうか。
恐らく多くの場合、「何かに挑戦していたり」「夢中で努力をしていたり」「自分の足りないところと徹底的に向き合っていた」ときではないだろうか。

就職活動という機会を利用して、もう一度あの頃の自分に戻ってみて欲しい。自分の足りないところと徹底して向き合い、内面も外見も自分を磨いていくのだ。

きみたちが就職活動ですべき一番の仕事は、自分を取り繕う練習をすることではなく、
「キラキラした状態の自分を面接官の前に届けること」だと覚えておいて欲しい。
そうすれば、凄い実績なんてなくても、必ず評価してくれる企業と出会える。

まずは、3回を通して、きみが「なるほど」と思ったところから行動に移して欲しい。
その一歩から、納得のいく未来が創られていく。
自分を成長させ、第一志望に内定し、自分らしく活躍できる社会人になろう。

応援しています!頑張れ!!