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改めて練習は大事だという話

2013年4月23日(ライフハッカー[日本版])

練習はとても大事です。ソフトウェア開発企業「37signal」のJason Friedさんは「人は常に練習の時のようにうごくもの」だと言っています。

スポーツでも仕事でも特定の分野ですばらしい活躍をしたいのであれば、練習をサボっていてはダメです。なぜなら、人間は練習を通じて習得できる「慣れ」からほとんどの行動をおこしているからです。

この考え方は、シンプルで当たり前のことだと思われるかもしれません。しかしFriedさんは、練習中の小さな積み重ねがいかに後々大きな違いを生むか、すばらしい例をあげて説明しています。

ニセモノの拳銃を使った護身術のクラスでFriesさんの先生は、パートナーと順番を交代する時に拳銃を手渡しするのではなく地面に置いてから交代するようにと繰り返し言っていたそうです。

なぜこんなことをするのだろうと不思議に思いました。パートナーはすぐ隣にいるのに、なぜいちいち拳銃を地面に置かなければならないのでしょう?

先生が説明をしてくれました。「もし、ここでパートナーに拳銃を手渡しして練習していたら、実際に誰かに襲われた時も拳銃を手渡してしまうことになります。笑い事ではありません。私はそういう光景を何度も見てきました」。それから先生は、誰かが強盗に襲われた時に事実そのようにしている監視カメラの映像を見せてくれました。

人間は極度の緊張状態になると、練習してきたことに戻る傾向があります。重大な時に、何も考えずに練習と同じことをしてしまうのです。

したがって、大きなプレゼンの準備、テストに備えての勉強など、何かに向けて準備や練習しようとした時は、細かいところまですべて手を抜かず本番と同じようにやるように心がけましょう。練習でできないことは、本番でもできませんよ。


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実際に拳銃を地面に置こうとすると → 蹴り上げられる → 拳銃奪われる。

練習でも投げつけるか、もう撃ってしまおう。
パートナーはそれをかわす練習をする。