さんぽ

環境関連、武術、その他、気になったことをつれづれに。

いや、別に他意は本当にないんですが。

たまたま、本当にたまたま下記記事を見たのでなんか偶然とは思えず。

本当に余計な考えはありません。
周囲の人が、とか、他意ございません。

でも、タメになる記事かと。
一部は人間社会にいる限りどこでも当てはまる真理と思います。

長文です(勝手ですが、抜粋させて頂きます)。

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■転職する前に、すべきこと

今回の時事日想で、私の連載は終了となる。そこで会社員の頃、数え切れないくらい考えたことを紹介したい。

それは転職しようとする際、どのような情報が必要であるのかといったこと。今の私はこの難問に対し、多少、何かを言えるようになりつつある。

●大切な情報は自分自身のこと

結論から言えば、大切な情報は、会社よりも自分自身のことだと思う。ビジネス書を読むと、会社の「売上や利益」、「業界の事情」などを調べることを説くケースがある。だが、これらは当たり前のことであり、あえて取り上げるまでもないだろう。また、「自分がしたいことを考える」ことを説く人もいるが、これは新卒の時点で終えておくべきではないだろうか。

会社の「内情」を調べることを説く人もいる。私はこのことを否定はしないが、あまり意味をなさないと考えている。

「内情」を仮に社内の人間関係、雰囲気、社風、仕事の内容・量、過去の労使紛争などとする。これらの情報は確かに「ないよりはあったほうがいい」のかもしれない。しかし、結局、その人の受け止め方によって違う。1000人いれば、1000通りある。

受け止め方がそれぞれ違うことは人間関係にしろ、労使紛争にしろ、言えること。これらは数字で示せない。唯一の正解はない。転職を考えるときは、このような情報を集めることに熱心になる必要もないし、ないからといってエントリーをためらう理由もない。

大切なことは、なぜ今の会社を辞めようとするのか。その実態を押さえ、考えること。例えば、「上司や周囲との人間関係」に悩む場合は、その事実(具体的な経験)を思い起こしたい。この連載で何度か書いてきたが、ビジネスでは「常に自分が正しく、常に相手が悪い」という可能性は低い。転職しようとする際も、これは言えること。

その意味で、転職は新卒と比べ、「自分自身の問題」である可能性が高いと言える。ところが、多くの人は「相手や周囲の問題」として受け止める。その象徴として耳にするのが、「上司が……」「給与が……」、そして「あそこの会社では……」という文句である。

自分自身のことを考えていくと、もしかすると「会社を変わる理由はない」といった結論になるのかもしれない。私のこの問題意識を、人事コンサルタントの川口雅裕さんに尋ねると、「かつて会社員の頃、中途採用の担当を長くしていた」と前置きし、こう答えた。

「転職しようとする人の中には、確かに今の職場でうまくいっていない人がいる。その人たちの1つの特徴は、チームに溶け込もうとする前に、がんばろうとしたこと。例えば、上司や周囲と良好な関係を作る前に、“俺にはこんな実績がある”といった態度を取っていた。仕事で実績を残そうとする姿勢は大切だが、まずはそのチームのメンバーに受け入れられ、認められることが先決。そのことができていなかった。

もう1つの特徴は、“前の会社は〜だが、今は〜だ”などと比べること。このような考えでは、チームに溶け込めない。転職を繰り返す人は、この傾向が目立つ」

このあたりは大切な指摘であり、私の考えを補足したい。この「チームに溶け込もうとする前に、がんばろうとしたこと」を指摘する人は、実は多い。企業の人事担当者や労働組合ユニオンの役員らに聞いても、同じような回答になる。

一方で、職務遂行能力を上げることや実績を残すことを「プロフェッショナル志向」として説く人もいる。なぜか、職場やチームに溶け込むことを言わない。私は、チームの一員として上司などから認められることも、「プロフェッショナル志向」だと思う。

職務遂行能力を上げることや実績を残すことを真剣に考えるならば、何よりもチームの主要メンバーに認められることが大切だ。この手順を間違うと、次の職場に行っても、同じことを繰り返す。

●会社の内情は

川口さんはエントリーする会社の内情を調べることには、「聞く相手を間違わないこと」と指摘する。

「例えば、退職者にアプローチして内情を聞き出したとしても、それはその人のフィルターを通して見たもの。これを信用して会社に入ると、 “全く違う”となりかねない。内情を聞こうとするならば、在籍期間が長い社員のほうがいい。少なくとも退職者よりは精度が高いことを聞くことができる」

ここで、私は尋ねた。社外からは、それがなかなかできない。その場合はどうすべきか、と。川口さんは、こう答える。

転職試験の際に人事担当者に直接、聞いてみるのがいい。ただし、これもその人のフィルター越しの情報であることを心得たい。私の経験で言えば、エントリーをしてきた中で、試験を終えた後に近づいてきて、社内のことを聞こうとする人がいた。入社しようとする会社のことを知っておきたいという思いは私も分かる。そこで懸命に答えた。その中には、優秀と思える人が多かった。実際、彼は入社し、その後、活躍もした」

試験を終えた後、アプローチをしてきた人について、川口さんはおおむね好感を持ったという。特に「短い時間で情報を取る、“取材力”が高い」と語る。

私が付け足すと、その取材力を身に付けるためには、短い時間で相手(人事担当者)に信用してもらえるようになることが前提になる。例えば、身なりや発言、雰囲気などである。さらに、『これをこのようにして聞き出そう」とか」「こんな回答ならば、こんな具合に聞こう」とシミュレーションしておくことも必要である。

私が面接官らについてはどう思うか、と川口さんに聞くと、「会社によって面接官の受け止め方を変えたほうがいい」と指摘する。

「社員数50人ぐらいまでは、社長が面接官として登場し、その一存で内定か否かを決める可能性が高い。入社後も、社長と関わることが何かと多い。それを踏まえ、“この社長と合うかな”などを感じ取っていくしかないと思う。

社員数200〜300人の場合、面接官は部長、課長、マネージャーなど部署の責任者が多い。合否も、彼らが決める可能性が高い。入社後は、彼らと仕事をすることになる。最終面接に出てきた社長や役員らよりも、このメンバーとの相性を考えたほうがいい。ただし、このメンバーは異動や退職でいなくなるケースもある。さらに、さまざまなタイプがいる。このメンバーだけを見て、会社を判断することはできない。社員数が1000人以上の大企業も、面接試験では社員数200〜300人の会社と同じような傾向がある」

私は面接官である部長、課長、マネージャーなどを見て、会社を判断することは避けたほうがいいと思うが、自分が合うか、合わないかは真剣に考えるべきだと思う。このメンバーが入社後、自分の上司になる。当然、人事権を握られる。

そもそも、何のために会社を変わるかと言えば、リセットをするためだと思う。前職では何かの壁があり、そこに限界を感じ、辞めた(ようとする)はず。せっかく移った新天地で、巨大な壁がまた現れる、では話にならない。部長、課長、マネージャーなど部署の責任者らから認められれば、とりあえずはしばらくの間、そこに在籍し、力を磨くことができる。

自分がやりたい仕事があったとしても、部署の責任者から認められない限り、それを長くできる可能性は低い。上司に認められれば、チームのメンバーと良好な関係を作ることができる可能性が高くなる。

会社員にとって、これこそが「プロフェッショナル志向」なのだと思う。そして、この考えが自分にあるのかどうかを自問自答することが大切なのではないだろうか。

[吉田典史,Business Media 誠]

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特に共感した文は

「そもそも、何のために会社を変わるかと言えば、リセットをするためだと思う。前職では何かの壁があり、そこに限界を感じ、辞めた(ようとする)はず。せっかく移った新天地で、巨大な壁がまた現れる、では話にならない。部長、課長、マネージャーなど部署の責任者らから認められれば、とりあえずはしばらくの間、そこに在籍し、力を磨くことができる。」

まさにそうだ(そうだった?)。

『仕事ができることより、他人に好かれることだ』
とは進藤貞和氏の名言。

しかし、やはり個人としての力でやっていきたい!という思いも当然ある。
自分のことは自分で。
「己こそ己の寄る辺。己をおきて誰に寄る辺ぞ。よく整えし己こそ真得難き寄る辺なり」的な(……。)

ただ、その個人の力も、何の為のものかというと「和」する為のもの。
和して一緒にいい仕事をして、いい人生を送りたい。


まぁ、仕事中なのにツラっとこんな事書いたり。

帰りますか。