メキシコ東部で新たなマヤ遺跡発見、ピラミッド15基も
ロイター 6月21日(金)
メキシコのユカタン半島東部のジャングルで、スロベニアの考古学者らが古代マヤ文明の新たな遺跡を発見したことが分かった。研究者らは、約1000年前に起きたマヤ文明の衰退を解明する手がかりになると期待している。
スロベニア芸術科学アカデミーのIvan Sprajc准教授によると、遺跡が見つかったのはチェトゥマルの西約120キロ。ピラミッド15基のほか、舞踏会場、広場、彫刻を施した石柱などが見つかったという。
赤い岩などの意味を持つ「チャクトゥン」と名付けられたこの遺跡の人口は、グアテマラにあるマヤ文明最大の都市ティカルよりは小さかったとみられ、Sprajc准教授は3万─4万人ぐらいが暮らしていた可能性があるとした。
また、チャクトゥンが最も栄えた時期は、西暦600─900年の間ではないかとみられている。