先週の練習−四段技。意識する事によって反映される技の現象。
この日は四段技ばかりとなった。
TNK先生とMRSM先生が遠路から来られていたので、いろいろと教わった。
・送合掌(二種)
お互いの手の握りの状態(合掌)が2種ある。S字に極めるか上膊捕りのような極めになるか。
攻者が押す力を丹田前に落とす事で相手の力を崩す。力の流れを変える。
・合掌逆小手
逆小手がかからない時の変形。
攻者は逆小手をかけられないように握った手を引かずに押す。
守者は押し手に対し、握られた手の肘を返し当てる。
握られた腕で相手の大拳頭を手の平側から押し攻める。左手は上から、相手の肘、肩が遊ばないように時計逆回りに返し肘、肩をロックする。
相手を背中から落とすように返す。
他2〜3種やったはずだが、忘れたー。
で、その後にコツとして巻小手を例に、意識をする事によって技のかかりが変わる事を学ぶ。
例えば、相手が腕を取ってきた瞬間に力を入れて抵抗するのではなく、逆に脱力すると攻者もつられて力が入らなくなる。
先生は、
「気を失う」
ようにしてみろ、と言われた。
で、なかなか難しいがいざ超脱力(気を失うかのごとく膝から落ちてみる)してみると、腕を掴んだ攻者もつられて何もできずに一緒に下に体が崩れてしまう。
下に崩した後、そのまま掴まれた腕を中心に、あくまで脱力したまま
「あら、失礼」
とばかりにお辞儀するように上体を倒すと、相手は投げられる。
これって人間の反射を利用したコツだと思う。
すごいなぁ!面白い!
実践できるには練習と胆力がいるけど、なるほど、と思う。
でもどっちかというとこういう反射を利用した剛法技を教えてほしいー。