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戦略交渉のプロが「昇給を勝ち取る交渉テク」を伝授!

2012年11月13日(火)(ライフハッカー[日本版])

不景気がこんなにも続くと、会社や上司に昇給の相談をしても、とても叶いそうにはありません。

しかし、会社にとって自分がどれだけ貢献しているかをうまく伝えることができれば、上司も昇給させるべきだと感じ、さらなる成功も望めるかもしれません。

政府や企業幹部に戦略交渉を教えているStuart Diamond氏は、自分の仕事ぶりについてどう考えているか、上司や役員に聞くところから交渉が始まると言っています。自分がやってきた仕事の成果を携えて、昇給がいかに妥当なことなのかを立証しましょう。

自分の仕事ぶりに対して上司や役員から高評価を得られたら、次のようにダイレクトな質問をするというのが、Diamond氏の作戦です。「会社にとって私の価値は、去年よりも今年の方が下がっていますか?」

Diamond氏は、消費者物価指数や政府のインフレ対策などの外部要因のデータを踏まえて、もしそれらが上昇しているのに自分の給与が上がっていないのであれば、それに対する補償をしてもらえばいい、と言います。「この時点で社内で昇給している人が誰もいない場合には、私は『今年支払われるはずだったものを、ただ来年支払ってくださいと言っているだけです』と言います」

これはかなり大胆な戦術だと思いますが(特に日本ではなかなか言いにくいことかもしれませんが)、Diamondさん本人はこのやり方で失敗したことはないそうです。アメリカでは感謝祭のタイミングで言い出せば成功するかもしれない、とありますから、日本であれば年末年始にお年玉昇給を狙ってみてはいかがでしょうか。

会社が今年はどうしても昇給できないと言う場合は、Diamondさんは「では来年は何をすればいいですか?」「どのようなことをすれば昇給できるのでしょうか?」と具体的に聞いたほうがいいとのこと。そして、数カ月以内にまた同じように、昇給に関する話をする機会を設けるといいのだそうです。日本の企業ではなかなか難しいかもしれませんが、給与が安くて転職を考えている人は、ダメもとで試してみてはいかがでしょうか。