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目標を絶対達成するために自分の一週間を固める「努力週表」づくりを!

2012年8月16日(木)(ライフハッカー[日本版])

ロンドン五輪が終わってしばらく経ちますが、競い合うアスリートたちの精神力には、いつも感銘を受けずにはいられません。そして、彼らのその「ストイックさ」こそ、勝利を引き寄せる大きな理由のひとつだと思います。

ただ、そのストイックさは自分には到底なしえないものだと諦めているとしたら、必ずしもそうだとはいえないでしょう。もちろん、子どもの頃からの辛い練習の積み重ねは大事ですが、今からでも遅くはありません。

実は先日来、「努力週表」と呼ばれる方法を実践してみました。長野オリンピック・スピードスケート金メダリストの清水宏保さんが、著書『プレッシャーを味方にする心の持ち方』(扶桑社新書)で紹介していた、集中力を高めて夢を実現させる方法です。自分の目標達成のために、自分専用の一週間メニューを考えてみるという方法です。

もし、仕事やスポーツなどで絶対達成したい目標があるのなら、「努力週表」をつくることをおすすめします。ポイントは3つあります。

1.メリハリのある一週間を送るために

サザエさん症候群」という言葉もあるように、週5日、平日働いている人にとって月曜日は憂鬱なものです。木曜日には疲れ果て、「あと1日」と踏ん張って出社する。そんなサイクルの気分の波を毎週のように経験している人も少なくないはず。

曜日ごとにメリハリをつければ、仕事の効率はアップします。努力週表は、自分にとって最大限のパワーを発揮するツールなのです。


2.週に1日の「ストイックデー」

まずは、自分が毎週何曜日に仕事がはかどるのかをチェックします。たいていの人は、火曜か水曜。金曜日の人もいるかもしれません。いちばん仕事がはかどる曜日を知って、一週間に1日の「ストイックデー」にしましょう。毎週決めた曜日に、自分を追い込んでみるのです。週に2日ストイックデーを作れるなら、さらによいです。


3.月曜日と木曜日の乗り切り方

月曜日の憂鬱を改善するなら、朝少しだけ早起きをして10分間の筋トレをオススメします。アドレナリンを出してやる気を呼び起こすためです。月曜日はどうしても気持ちが乗らないというのなら、無理をせずに、月曜は火曜以降のストレッチと考えると気楽ではないですか?

木曜日も疲労が溜まりやすい日です。疲れているなと感じたら、単純作業や金曜までに終わらせなければならない仕事をピックアップするなど、焦らずに小休止をとると金曜も元気に働けます。


■筆者の努力週表、紆余曲折

実際、わたし大山もフリーライターの立場になってから、自分の仕事のペースをつかむのにかなり苦労しました。完璧主義な性格や、仕事ができないときの切り替えスイッチのなさには、自信があるぐらいです。わたしの場合は締め切りも原稿数もほぼ制約がない状態だったので、どこまでいっても満足できなかったのです。

最近になって、やっと自分のリズムをもてるようになりました。わたしの努力週表は次の通り。

月:「明日に備えて、編集関係のメールのやりとり。一週間でやりたいことをまとめる」
火:「今日はストイックに仕事! 仕事だけに集中しよう!」
水:「ネタ集めにネットサーフィン。予定があれば外出。休んでもOK」
木:「週に一度の買い物デー。結構時間のかかるメーカーとのメールのやりとり、本のスキャンも」
金:「週末に入ると編集部に聞けないことがある! 今週の総まとめ、連絡取り忘れがないように」
土:「みんなは休みかぁ。家事もやらなきゃ」
日:「明日からまた仕事だぁ。来週やるべきことで、決まってないことはないかチェック」

と、こんな感じです。

労働時間に縛られないはずのフリーランスだというのに不思議ですが、やっぱり月曜日は憂鬱なもの。そこで考えたのが、「月曜は火曜のネタチェック。ストイックデーは、火曜に設定」という発想です。火曜のための「ストレッチ」という考え方ですね。

また、「水木はゆっくりしてもいいんだ」と考えても、実際にはデスクから離れるのが怖いもの。土日も休みなく仕事です。「ほどほどに」が苦手なので休憩もとらず、成果をあげられなかった日には落ち込み、自分を責める悪循環でした。

「仕事依存のような状況が続くとやばいぞ!」と頭の中で警鐘が鳴り続けて、ある日「もう今日はダメだー」とごろごろとして1日過ごすと、果たして次の日、仕事は絶好調。以来、大山的努力週表は固まりました。

が! やっぱりほぼ毎日10時間以上は仕事に関わるデスクワークをしてます(苦笑)。ただ、ストイックデーを決めることでやる気のピークをつくることができます。小さな達成感を味わえて、一週間をより前向きにできるのは体験済みです。

■努力週表を作ったら

目標を立てると、大きく紙に書いて貼ったり、パソコンのスクリーンセーバーに流してみたりしたくなります。参考にした本の著書の清水さんは、バスケットボールに書いて毎日みていたそうです。みなさんも、愛着があって自然と見るものに書くのが一番いいだろうと思います。ちなみに大山の場合は、毎日朝一番に「今日は○○な日にするぞ!」と頭の中で考えるようにしています。

みなさんも、自分の目標を達成するために努力週表を作ってみませんか?