さんぽ

環境関連、武術、その他、気になったことをつれづれに。

デリケートで込み入った話題を建設的に話し合うための4つの方法

ライフハッカー[日本版]2015年4月4日(土)20:11
相手が友人でも家族や配偶者でも、ちょっと間違うと大ゲンカになってしまうようなデリケートで込み入った内容の会話をするのは、なかなか大変なことです。そういう時にも、感情的にならずに生産的なコミュニケーションをする方法を4つご紹介します。
■自分の考えを相手と同じ目線の高さにして編集する

心理学者のJohn Gottman氏は、一歩間違うとケンカになる危険性のある話題やアイデアを、建設的な方法で相手に伝えるコミュニケーションのエキスパートです。同氏は、自分の考えにもっと注意深く相手に伝えるために「話のレベルの調整と編集」と呼ばれるテクニックを使うことを提案しています。

あなたがコミュニケーションを取ろうとしている相手は、あなたのことを良く知っているかもしれませんが、超能力者ではありません。レベルを調整するというのは、簡単にいうと自分の考えを共有するという意味です。

これをすることで、相手にもあなたが伝えんとしている話の文脈を理解できるので、両者が同じ目線に立てるようになります。レベルを調整する簡単な方法としては、「私はこのように感じているのだけど...」という一言から切り出すことです。また、話の冒頭から相手を責めたり非難したりしないようにするのも大切です。

頭に浮かんだことを全部口に出してはいけません。頭の中にあるものは何でもそのまま言いたい気分に駆られますが、多くの場合、それをするとコミュニケーションに悪影響を及ぼしますし、良くて何の足しにもならないかです。

まずは自分の考えを編集しましょう。相手を傷つけたり怒らせたりするだけのアイデアは除外して、実際に表現する内容は、その会話をするのに適したものだけに限定しておきましょう。


■考えを書き出す

自分の考えを書き出すと、感情と考えを切り離して、それまでとは別の角度から考えやすくなります。このプロセスを経てから熟考すると、自分の考えをもっとうまく伝えたり表現できるかもしれません。

アマゾンの創業者であり現CEOを務めるJeff Bezos氏は、自分のチームのメンバーがミーティングに臨む際には、事前に6ページのメモを書かせることで複雑なアイデアをうまく伝えられるように準備をさせています。どんな人でも注意深く考えないと何かについて6ページも書くことはできないはずだという趣旨です。

すべての状況にこのテクニックを応用するわけにはいかないかもしれません。それでも、考えや気持ちをまとめようとしている時には、実際に書き出してみると、それについてしっかり考えるのに役立つこともあります。日記をつけ始めるのも有効かもしれません。そうすれば、過去にどう感じたか、同じような感情を処理したパターンや方法があるかを見ることができるからです。


■相手の考えを確認する

建設的な会話には2本の道があります。つまり、自己表現を駆使するだけではなく、相手が言っていることにも注意深く耳を傾ける必要があるということです。傾聴によって相手の考えをしっかり把握し、相手もそうそう無茶なことを要求しているわけではないと認識できるようにしましょう。

それと同じように、自分が話している時は自分の考え方を相手のそれと対比させて考えるようにしましょう。極端にかけ離れているなら、自分の主張をもう少し受け入れてもらいやすいように調整してください。


■危ないと思ったらスローダウンする

議論が白熱してきたと感じたら、2、3秒かけてスローダウンしてください。自分と相手はお互いに何を言っているのか、本来主題とすべきことは、どこに向かっているのか、自分の考えをもっと建設的にまとめられないか、そういうことを気にしながら会話の行方に気を配りながら聞きましょう。こちらに、会話をするとき誰でも犯しがちな4つの間違いもご紹介しておきます。

会話のスローダウンさせるテクニックはたくさんあります。作家でありマーケティングも手掛けるMauricio Estrella氏は、互いに対立を避けて会話を続ける簡単なテクニックを提案しています。

「その通りだね」と言ってそこから会話を続けてください。いつもと同じテンションでです。まるで相手と何も関係が変わっていないかのように向き合ってください。さあ、どんな魔法が起こるでしょうか?

数分後には、これがどんな時でも功を奏して議論は終わります。私の場合は、このやり方のおかげで自分のことも相手のこともたっぷりわかりました。そうすることで、自宅での怒りのこもった込めたボディ・ランゲージや言葉が飛び交う危険を何度も避けることができたのです。

会話が建設的でなくなっていると感じたら、Estrella氏のテクニックを使って建設的な道に立ち返ってください。

 

----------

大切やなー。

しかし、これをわからない人も多いとも思う…。精進しよう。