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ビジネス会議でありがちな「認識のズレ」を減らす工夫

2015年2月8日(日)
 
上海なう。
寝れずに練習してしまった。
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些細な意味の取り違えが、ときにもっと大きな誤解へと変わることがあります。その誤解がさらに雪だるま式に大きくなり、大きな問題へと発展し、信頼を失うことさえあります。些細な認識のズレが、その後のパフォーマンスに大きな影響を及ぼしかねないのです。

自分が言わんとしていることと、実際に言ったことの不一致がつまり、Anne Loehrの述べる「認識のズレ(Perception Gap)」です。彼女は、その著書「A Manager's Guide to Coaching: Simple and Effective Ways to Get the Best from Your Employees(「マネージャーのためのコーチングガイド:社員のベストを引き出すためのシンプルかつ効果的な方法」)で、この「認識のズレ」について語っています。

彼女はその著書の中で、こういった認識のズレを回避するためにはプロセスを明確にするべきだと提唱しています。

 

1. 呼び出しやミーティングの始めに、「この会議の目的は○○です」と述べておきます。そうすればチームやチームのメンバーはミーティングの内容を、最初に述べられた目的の枠内で考えることができます。

2. 会議の終わりに、「このミーティングの目的は○○でしたが、どうでしたか?」と言ってフィードバック(意見)を求めます。このように自分の意図をチームに繰り返し伝え、物事を明確にする質問を歓迎するような環境を作り出しましょう。

3. 返答に注意深く耳を傾け、認識のズレが生じていないか確かめます。


注意すべきなのは、コミュニケーションの方法およびコミュニケーションを取ろうとしている相手を見極めることです。チームメイトのコミュニケーションスタイルを知るよう努め、よりチームメイトが正確かつ積極的に受け止めそうだと思われるやり方で、コミュニケーションを図るようにしましょう。ちょっとした会話が、パフォーマンスだけでなく、人間関係にまで悪影響を及ぼす可能性があることを忘れてはなりません。