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北極海の深海、生命の宝庫に? 温暖化→海氷減少→巨大渦→生物環境向上

2014.5.28
 地球温暖化に伴い海氷が減少している影響で、生物があまりいないと考えられていた北極海の深海に、栄養豊富な海水が多く流れ込んでいることを海洋研究開発機構の研究チームが発見し、27日付の英科学誌電子版に発表した。動・植物プランクトンの生息環境が向上し、将来水産資源が増える可能性があるという。

 チームは、2010年10月〜12年9月にかけて、アラスカ北方沖の水深180メートルと1300メートルの深海に機材を設置して観測。海氷で覆われプランクトンや魚類の生息が困難とされていた10月〜12月でも二枚貝の稚貝やケイ藻などのプランクトンのほか、有機物や鉱物の粒子といった栄養分が沈降しているのを確認した。

 北極海の海氷が減って海水の循環が活発になり、直径数十キロの巨大な渦が水深50〜100メートルあたりに発生している。その渦が、プランクトンを含む栄養豊富な沿岸の大陸棚の海水を深海に運んだとみられる。

 北極海を覆う海氷は1990年代に720万平方キロあったが2012年は380万平方キロまで半減。渦の発生は8割増え、プランクトンなどの沈降量は2倍となったと試算している。

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いい事なのか?
その分、何かがマイナス方向になっている気がしてならない。