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さんぽ

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気候変動による深刻な影響に警鐘、国連IPCC報告書

【AFP=時事】国連(UN)の「気候変動に関する政府間パネル(Intergovernmental Panel on Climate Change、IPCC)」は31日、気候変動がもたらす深刻な影響を記した報告書を発表した。報告書で専門家らは、気候変動によって世界的な食糧不足が起きれば、影響を受けやすい地域では、暴力的な衝突が発生する可能性があると警鐘を鳴らした。

 およそ500人の科学者と政府関係者らは、横浜市で開催された会合で、気候変動の原因や結果、可能な対策を明記する第2部報告書をまとめるため、25日から協議を続けていた。

 IPCCは昨年、第5次評価報告書の第1部を発表し、「地球温暖化の原因は人為的である」との確信を科学者らが強めていると記していた。

 第2部報告書には、これまでの報告書の中でも、最も厳しい内容が詳細にわたって明記された。報告書は、気温が産業革命以前より2度上昇すると、全世界の年間所得に0.2〜2.0%の損失が生じる恐れがあり、また気温の上昇が4度を超えると、その影響は壊滅的なものになるとして強く警告している。

 報告書では、気候変動の影響はすでに至る所に現れており、今後、気温の上昇と共にその影響は増大するとされた。

 気候変動の影響で居住に適さない地域が拡大すると、人々は食糧や水を求めて移動するため、移動先の人々との間で衝突が起きる可能性がある。

 温暖化の影響で降雨パターンが変化し、アジアや欧州などでは洪水リスクが「著しく」高まる。一方で一部の人口密集地域では、干ばつの被害が拡大する。

 世界人口の増加にともない食料需要が大幅に増加するが、小麦、コメ、トウモロコシの収穫高は減少する。また脆弱なサンゴ礁や北極圏に生息する、絶滅が危惧されている生物が実際にいなくなる。

 一方で科学者らは、迅速に措置を講じて温室ガスの排出量を即時削減できれば、特に今世紀末に起きることが予想される危機の大部分は軽減できるだろうとしている。