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ロシアに落下した隕石、太陽の至近距離を通過か

ロシア・ウラル(Ural)地方のチェリャビンスク(Chelyabinsk)で撮影された、落下した隕石の痕跡とみられる雲(2013年2月15日撮影)。(c)AFP=時事 (AFPBB News)

【8月27日 AFP=時事】ロシア中部チェリャビンスク(Chelyabinsk)州で今年2月に起こった隕石落下で、研究チームは27日、この隕石が地球に到達する前に太陽に接触しそうなほどの至近距離を通過した可能性があるとする論文を発表した。この隕石は上空で爆発、その破片が降りかかるなどして1500人以上が負傷した。

 研究チームは隕石の組成を分析した結果、隕石が地球の大気圏に突入する前に「激しく溶解」し、強烈な光を放つ火の玉となってチェリャビンスク州上空を駆け抜けたことがわかったとの声明を発表した。

 論文の共著者、ロシア科学アカデミー(Russian Academy of Sciences)、地質学・鉱物学研究所(Institute of Geology and Mineralogy)のビクトル・シャリギン(Victor Sharygin)氏は、隕石が太陽の至近距離を通るか、太陽系の他の天体、おそらく惑星や小惑星などに衝突したのは「ほぼ確実だ」と指摘している。