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自信を生み出す 「3つのサイクル」とは?

知識でも、ノウハウでもなく、大切なのは「自信」。
19歳で起業。成功と失敗を繰り返し、2回目の脱サラ後、32歳で5000万円の借金を背負った著者が、どん底状態から、人生を大逆転させた行動力の秘密を語る。根拠がなくても、実績がなくても、やる気を生み、恐怖心を消し去る「強い心」のつくり方

■「行動、結果、自己肯定」。この3サイクルが自信を生む。

 前回の連載では、自信を身につけるには、「小さな成功を積み重ねること」と「自己肯定感を高めること」の2つが必要だという話をした。本日は、この話をもう少し掘り下げたいと思う。

 自信を身につける過程は、厳密にいうと次の3サイクルになっている。「1. 行動を起こす」「2. 結果を確認する」「3. 肯定感を持つ」だ。
 
 この3サイクルが繰り返されることによって、自信はさらに強固なものになっていく。よく覚えておいてほしい。この3サイクルはどこから始まってもいい。「行動を起こして、結果を出す」でもいいし、「何かしらの結果に対して、自己肯定感に浸る」でもいい。

「そんなこと言われても、怖くて何もできないし、結果もない」という人は、「肯定感を持つ」ことから始めてほしい。

「大丈夫!うまくいく!」と何度も何度も思い込む。自信とは、自分を信じる力であり、プラスの思い込みである。そして「ああしたい、こうなりたい」という思いを、ほんの少しでもいいから持ってほしい。

■「できる自分」を、具体的にイメージしよう!

 『我々の人生とは、我々の思考がつくりあげるものに他ならない』
 これは、「五賢帝」といわれた古代ローマ帝国の皇帝、マルクス・アウレリウスの言葉だが、人生における極めて重要な真理だ。

 もう少し具体的に考えてみよう。例えば営業に自信が持てない人であれば、「トップセールスになった自分の姿」「得意先に対して、自信満々に営業をかける自分」を想像してみてほしい。このとき、できるだけ映像で思い浮かべてほしい。イメージが具体的であればあるほど、強いパワーが生まれる。

 子どもたちはこの妄想の達人である。大人になるとなぜか苦手になる。それは、「あれこれ理屈で考える」「できなかったときのことを想像する」という大人の知恵がついてしまっているからだ。

「こんなことができないかな?」「これができたら面白い!」というプラスの想像ができているかどうか、一度チェックしてほしい。ビジネスに限らず、人生を楽しく、有意義なものにするためには必要不可欠だ。

 自己肯定感を少しでも持つことができたら、次は行動を起こしてみよう。だがその前に、やってほしいことが1つある。それは「小さな目標」を決めることだ。

■「自信が持てる人、持てない人」の決定的な違い

「新規ビジネスの提案書を1枚でいいからつくろう」
「まずは1人、お客さまに電話してみよう」

 こうした簡単で、絶対に達成できそうな目標であればあるほど好ましい。「確実にのぼることができる小さな階段を1つ用意する」というイメージだ。次に結果の確認である。達成できた小さな目標をかみしめ、あらためて「自己肯定」をしてほしい。

 こうして自己肯定感を持つことができたら、その余韻があるうちに、次の「行動」に踏み出す。このループを繰り返せばいい。自信が持てない人、腰が引ける人の多くは「行動を起こす」「結果を確認する」「肯定感を持つ」のが苦手である。

 その最大の原因は、「一度にたくさんのことをやろうとする」「一気に大きな結果を出そうとする」からだ。これが足を引っ張る。目標そのものが高いゆえに、薄々「できっこない」と思いながら挑戦する。結果、もちろんうまくいかない。これが自信を消してしまう。

 自信が持てない人は、階段を1段ずつのぼり、確実に自己肯定感を植えつけていこう。今、あなたが踏みとどまっているすべての恐怖に対し「この公式」を当てはめ、階段を1段ずつのぼっていってほしい。

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最近の子供達にも教えてあげようかと思う。
少しずつでいいねんで、と。