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国土の1割以上が砂漠化、耕作面積拡大・無秩序開発などで―中国

2012年6月15日、新京報によると、中国の国土全体の11.2%にあたる約1200.2万ヘクタールが砂漠化していることが、中国国家林業局が実施した調査で分かった。

同局の張永利(ジャン・ヨンリー)副局長が明らかにした。同局は今年5月中旬までに湖北、湖南、広東、四川、貴州、雲南省広西チワン族自治区重慶市の8省(自治区直轄市)463県で調査したところ、05年に比べて新たに砂漠化した面積は7.4%減少したものの、一部地域での局地的な砂漠化が進行。雲南省曲靖市では年平均6.8%のペースで砂漠化が進んでいた。

張副局長によると、砂漠化の主な原因は耕作面積拡大による森林伐採や草原の開墾、燃料用のたきぎの採取増加、牧畜民の放牧面積拡大、無秩序な建設開発事業増加など。開発による水源の破壊も原因の一つとみられる。